Web系のベンチャー企業でコンサルティングの仕事をしていた池田と申します。正直、コンサルの仕事には疲弊してしまって、新卒の会社を1年経たずに退職してしまいました。
初めはコンサルタントという職業のかっこよさに憧れて、就職したのですが、現実は全く違いました。
- 上司とクライアントの間に挟まれて板挟み
- 慣れない業務と専門用語
- とにかく資料作りに追われる毎日
僕に根性が無かったと言われればそれまでですが、あまりにも理想とのギャップがありすぎて、本当にしんどい毎日でした。
あなたも同じような経験をし、コンサルとして働くことに限界を感じているのではないでしょうか?
そこで本記事では、コンサルを辞めたいあなたへ、私の体験をもとに具体的な解決策をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
目次
コンサルを辞めたいなら今すぐ退職しよう!
僕の会社はコンサルといってもWeb系のベンチャー企業だったので、圧倒的に人不足でした。「人が足りないのに辞めるなんて言えない」と悩むことも多いと思います。
また、自分で言うのもアレですが僕も含めてコンサルの職に就く人って意識高いじゃないですか。だからどうしても「早くに仕事を辞めてしまう自分」を受け入れられなかったりもします。
どちらの気持ちもすごくよくわかります。
しかし限界を迎えたら、会社を辞める勇気も必要です。今の時代は転職活動も当たり前。
過度に心配する必要はありません。1つづつ説明していきますね。
コンサルを辞めるのは珍しくない!離職率は30%ほど
「会社を辞めるのは情けない…」と思うかもしれませんが、実はコンサルの離職率は30%もあります。感覚だと入社3年目に限定するともっと多いかもしれません。
実際に僕が働いていた時も2年目の先輩が辞めていきましたし、僕より早く辞めた同期もいます。(そのおかげで僕も少し辞めやすかったというのもありました…笑)
しかも、世間では20代の約4割が転職を経験しています。ちなみに、30代になると全体の約8割が転職経験者。
幸いなことにコンサルは医者や教師などの専門職と違って、別の職種にいくらでも転職できます。
なので、転職は珍しいことでも情けないことでもありません。自分を追い詰めて退職を引き延ばしにするのは辞めましょう。
失業保険を申請すれば退職後のお金は心配ない!
仕事を辞めた後のお金が心配で、退職を決意できない人も多いですよね。僕も新卒1年目で辞めしまったので、お金の心配は不安は大きかったです。
でも、大丈夫です。
日本は社会保険制度が充実しているので、「失業保険」を利用すれば良いのです。
失業保険をもらえば、人によりますが月10~15万円ほどを3~4ヶ月間もらえます。
年齢、勤続年数、基本手当日額などによって、受け取る金額は違います。長く働いていたなら、退職金をもらうこともできますよね。
実家に帰るなりして、生活コストを下げれば、これで十分に生活できます。
もし本当にピンチな時はバイトをすればOK。
この期間で転職活動を進めてしまいましょう!
身体を壊すと転職だけでなく人生にも悪影響が…
僕がコンサルで働いていたとき、一番悩んだのは人間関係でした。
上司から飛ぶ罵詈雑言。クライアントからくる無理な要求。「まだ1年目だから」という優しさはかけらもなく、仕事ができなかった僕はドンドン塞ぎ込んでしまいました。
あなたも、いま同じようなことを感じていませんか?
このままズルズル働いていると過労で倒れてしまいます。倒れるだけでなく、うつ病になる可能性も。
実際に先輩の人でも過労やうつ病で休職している人もいました。
一度、うつ病になると社会復帰までに時間が掛かってしまいます。転職活動だけでなく、日常生活すらままならない状態になるかもしれません。
我慢が限界に達して倒れてしまう前に、今すぐ辞めてしまいましょう。
【体験談】コンサルの僕が1年で仕事を辞めた理由
みなさんの中にも仕事を辞めたい理由はそれぞれあると思います。しかし、ここでは僕が退職に至った体験談を紹介します。
きっと共感してくれることも多いと思います。
議事録もまともに作れず、お荷物扱い
自分で言うのもおかしいですが、僕は入社前から結構頑張っていまし。Excelやパワポの勉強も事前にしていたし、コンサル関係の書籍もかなり読み込みました。
しかし、いざ上司と一緒にクライアント先に行くと、その成果は全く発揮されませんでした。
新人は会議の議事録を取ることが多いと思うのですが…もう上司もクライアントも何を言っているか理解できないんんですよね。
謎の専門用語、早すぎる話の展開、事前共有されていないスケジューリング。
もう本当に意味がわからなすぎて僕が作った議事録はぐちゃぐちゃ。その議事録を見た上司は発狂w
こっぴどく怒られました。
上司が僕に仕事を回さなくなる。同僚からも白い目で見られる
議事録の一件があってから、僕はさらに頑張るようになりました。仕事が終わっても、今まで以上に勉強し、クライアントさんの会社情報などもしっかり頭にいれてから、毎日の仕事に臨んでいました。
しかし、僕のミスは続きます。それは大きいものから細かいものまで。
それが原因で僕に回ってくる仕事はドンドン雑務ばかりになっていき、最終的にはコピー取り係と化しました。
そのコピーですら、ページを抜かしてしまい上司が激怒。
「コピーすらまともに取れないなら、もうお前に頼む仕事なんてねーよ!」と言われて、そこからほとんど仕事を頼まれなくなりました…
同僚からも「あいつヤバイよね」という感じで見られ本当に苦痛でした。
心がプツッと切れる。休職の後に退職
この辺りからかなり気持ち的には限界で、寝てもあまり疲れが取れず、それを引きずったまま出社する日々でした。
ある日、本当に布団から出れないというか、家から出たくない衝動に駆られて。その日はそのまま欠勤。
特に病院にはいきませんでしたが、もしかしたらうつ病だったのかもしれません。
そんな地獄のような日々が続き、結局休職。そのまま流れで退職することになりました。
退職直後は自分の情けなさに絶望しましたが、転職して今はエンジニアとして働いています。
昔から黙々と作業する方が得意だったというのもあって、今の働き方がとても合っています。
コンサル時代はとにかく仕事ができなくて悩んでいましたが、エンジニアとしてはそつなく業務をこなせているんです。自分でもびっくり。
やっぱり人間は向き不向きって必ずあると思います。本当に転職して良かったです。
実際にコンサルを辞めて転職した人の声
コンサルって仕事は理不尽を楽しめるうちは素晴らしい職業なのだが、理不尽を理不尽だと思い始めた瞬間から、ただただ辛いだけでやりがいも何も無い職業に豹変する。そうなった時、もう一度理不尽を楽しめるようになれたら向いてると思うし、何もかも理不尽にしか思えないんだったら辞め時だと思う。
— くまぽん (@Dusthacker) 2018年10月24日
1時間以上かけてコンサル会社に仕事辞めたいメール打った。
— 青山 (@ay_peca) 2015年7月20日
コンサルとかまぢ苦痛。
意味ないし、まぢ苦痛。
はー、仕事辞めたい。— えりちむ。 (@erichim1227) 2013年2月9日
コンサルをスムーズに辞める3つの方法
ここまで読み進めてきて、あなたもコンサルを辞める気持ちが強くなってきたのではないでしょうか。
そこで、この章ではコンサルをスムーズに辞めるための3つの方法についてお伝えします。
1. 年度末で辞める!意外とすんなり辞められる
コンサルを辞めるベストタイミングは3月。
3月なら、あまり過度な引き止めもなくスムーズに辞められるはずです。特にコンサルは去る者を追わず精神もあるので。
しかし、そうはいっても3月まで待てない人も多いはずです。実際に僕も1年持たずに途中でダウンしてしまいました。
2. とにかく強引に辞める
当たり前ですが、時期を関係なく辞めたいときに辞める方法です。先ほども言った通りコンサルは去る者は追わず文化なので、他の企業と比べてそこまで強い引き止めはないと思います。
しかし、だからと言ってもちろんすぐに辞められるわけではありません。最短でも1ヶ月後とかではないでしょうか。
しかし、この方法はあまりおすすめしません。なぜならこの1ヶ月間本当に辛いからです。特に仕事も任されることもなく「脱落者の烙印」を押され、まるで非国民かのように扱われます。
僕の同期が1年目の9月ごろに辞めたのですが、本当に悲惨な感じでしたね。
3. 「退職代行サービス」を使って今すぐ辞める!
年度末や新卒求人のタイミングまで待てず、すぐにでも退職したいときは、退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行とは、退職手続きを代行してもらえるサービスです。
- 園長や他の保育士と会わずに辞められる
- LINE、電話、メールで依頼するだけでOK
- 即日退職にも対応
退職代行は全国に20社ほどありますが、業界は10年以上前から存在します。SNSやニュースでも話題となっている、今注目のサービスです。
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有給を利用して、退職代行を無料にしよう
退職代行の費用は、平均3~5万円程度です。
「代わりに退職手続きをしてもらえるのは、とても助かる。でも、費用が掛かるのはちょっと」
もし、そう感じたのなら有給を利用しましょう。有給休暇を使えば退職代行利用料は実質ゼロ円になります。
有給は労働者の権利ですので、退職するときに申請しても法に触れることはありません。
でも、さすがに自分の口から「辞めるので、明日から有給ください!」とは言えないですよね(笑)
しかも、自分で有給を申請すると、金額を誤魔化される可能性があります。
でも、心配いりません。有給の申請も退職代行に依頼できるんです。有給を退職代行の費用に充てれば、実質無料で依頼できます。
また、こちらの【有給の申請方法】バイトも有給は取れる?意外と知らない有給の基本ルールという記事ではバイトの有給について詳しく書いてあります。こちらも合わせてお読みください。
ちなみに、コンサルの平均年収から算出した有給の目安をまとめました。参考にしてください。
勤続年数 | 付与される有給 | 受け取る目安金額(目安) |
6ヶ月 | 10日 | 190,000円 |
1年6ヶ月 | 11日 | 209,000円 |
2年6ヶ月 | 12日 | 228,000円 |
3年6ヶ月 | 14日 | 266,000円 |
4年6ヶ月 | 16日 | 318,400円 |
5年6ヶ月 | 18日 | 342,000円 |
6年6ヶ月以降 | 20日 | 380,000円 |
コンサルを辞めたいならバックレは絶対ダメ!
あまりにも仕事がつらくて、バックレたくなる気持ちは痛いほどわかります。私も、翌日出勤することを考えただけで、胃がキリキリと痛んで辛かったです。
でも、バックレることは絶対にやめましょう。
バックレで会社を辞めた場合は懲戒免職になる可能性がありますし、隠していたとしても離職票や退職証明書によってバレて転職に悪影響を及ぼすかもしれません。
またバックレは正規の辞め方ではないですから、会社から損害賠償を請求されることもあります。
そんなリスクの高いことをするくらいなら退職代行サービスを使いましょう。
退職代行なら退職の意志を会社に告げたことになるので、懲戒免職になることも賠償請求をされることもありません。
LINE、メール、電話で無料相談できますので、まずは退職代行に問い合わせてみましょう。
退職代行サービスを使って辞めるまでの流れ
▼STEP1.退職代行サービスへご相談
依頼したい退職代行サービスの公式サイトから申し込みをします。
申し込み方法はそれぞれの業者によって異なりますが、「LINE」「電話」「メール」で受け付けているところが多いです。
相談する前にヒアリングシートの記入を求められるので、回答してください。
この際にはまだ確実に利用すると決まっていなくても大丈夫です。
不安な点や気になる点を相談し、退職代行サービスの利用を検討しましょう。
▼STEP2.代行費用のお支払い
退職代行に依頼すると決まったら、実行する前に代行費用のお支払いを済ませます。
お支払い方法は、銀行振込・クレジット決済が主ですが、銀行振込にしか対応していない業者もあるので、当日の朝に実行してほしい場合はお気を付けください。
▼STEP3.実施日を決め、業者から会社へ連絡
「いつ退職の連絡をするのか?」の予定を決めます。
実施日が決まったら、退職の連絡は退職代行サービスの担当者にお任せして、あなたは退職届を郵送します。会社の人と連絡を取る必要はありません。
▼STEP4.無事、正式に退職!
担当者から、退職が承諾されたという連絡が来たら、ひとまず退職は完了です。
このあと、担当者の指示に従って退職に必要な書類の手続きを済ませてください。
手続きがすべて完了したら無事正式に退職です!
※有給休暇を利用した場合は、「実際に退職が承諾された日」と「正式な退職日」が異なります。
退職後におすすめのサービス!
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参考記事「【転職最強】TechBoost(テックブースト)の評判をメンターに聞いてみた!|Tech Career」
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