「評判の悪い会社に内定が決まったけど大丈夫かな…」
「入社しない方がいい会社ってどんなとこだろう…」
「もしかして所属している会社、ブラック企業では…」
ブラック企業が話題になる昨今、就職先や労働先の会社がブラック企業なのかどうか気になりますよね。
ブラック企業が問題になり改善されつつあるものの、未だに評判の悪い会社や怪しい企業がたくさんあるのが現状です。
そこで本記事では、
- 代表的なブラック企業ってどんなところ?
- ブラック企業の特徴や見極め方はある?
- ブラック企業が多い業界ってある?
こういった疑問に回答します。
目次
【2019最新】ブラック企業ランキングが発表!
2019年12月に第8回ブラック企業大賞2019授賞企業が発表されました。ここでノミネートされた会社は、日本の代表的なブラック企業と考えて良さそうです。
これは「ブラック企業大賞企画委員会」が立ち上げた企画で、ブラック企業を見きわめる指標として以下をあげています。
【ブラック企業を見極める指標】
●長時間労働
●セクハラ・パワハラ
●いじめ
●長時間過密労働
●低賃金
●コンプライアンス違反
●育休・産休などの制度の不備
●労組への敵対度
●派遣差別
●派遣依存度
●残業代未払い(求人票でウソ)
※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。引用元:ブラック企業大賞とは
2019年で既に8回目となる企画なので、複数回授賞している会社もチラホラ。この記事では最新のブラック企業大賞を紹介していきます。
*なおこういった団体で「ホワイト企業ランキング」を発表しているところはありませんでした。
【入社しない方がいい会社】ブラック企業大賞受賞企業を一覧で紹介
2019年末に発表されたブラック企業大賞の詳細について説明します。有名な会社ばかりですが、ブラック企業に入りたくないと考えているあなたは、入社しない方がいい会社かもしれません…!
ここではなぜ、ブラック企業大賞を授賞することになったかと言う背景も踏まえて紹介します。
大賞. 三菱電機株式会社
大賞を授賞したのは「三菱電機株式会社」。日本でも有数の電機メーカー会社です。具体的には、三菱電機株式会社の子会社に当たる、「メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社が大賞を授賞しています。
授賞理由はズバリ、労災による死亡などが立て続けに起こっていたからです。三菱電機グループ会社では、2014年以降、複数例の労災認定がおりています。
特別賞. 株式会社電通
特別賞は「株式会社電通」です。日本最大手の広告代理店会社なので、知らない人はいないのではないでしょうか。
電通では2015年に新入社員の方がお亡くなりになられてしまう悲しい事件がありました。その経緯もありブラック企業大賞2016を授賞していたのですが、その後も違法残業や労働基準法に抵触するなどの問題が見られたため、ブラック企業大賞2019では特別賞を授賞する運びとなりました。
特別賞. 株式会社セブンーイレブン・ジャパン社
もうひとつの特別賞は「株式会社セブンーイレブン・ジャパン社」です。
セブンイレブン社は2019年、「残業代の一部未払い問題」を隠蔽したことをきっかけに、その運営方法が話題となりました。事実を隠蔽したことが重大だと認識されたようです。
また、このブラック企業大賞の選考過程でウェブ投票も行われました。ウェブ投票賞の結果は以下の通りです。
- 楽天株式会社 10303票
- 三菱電機株式会社 7507票
- 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 919票
- 長崎市 439票
- 吉本興業株式会社 327票
- 株式会社電通 297票
- KDDI株式会社 274票
- トヨタ自動車株式会社 101票
- 株式会社ロピア 66票
結構な票数が集まっていることに驚きました。
評判の悪い会社・怪しい企業の特徴や見分け方8つを徹底解説
世の中には評判の悪い会社や怪しい企業がゴマンとあります。例えば飲食店はブラック企業の温床です。
こういったブラック会社の正しい見分け方を知らないと、あなたもブラック企業に就職してしまう可能性があります。
ここではブラック企業の特徴や見分け方を以下の7つのポイントに絞って紹介していきます。
- 長時間労働・残業・休日出勤が多い
- セクハラ・パワハラ・いじめが横行している
- 低賃金
- 育休・産休などの整備の不備
- 残業代未払い
- 有給未消化率が高い
- 離職率が高い
1. 長時間労働・残業・休日出勤が多い
ブラック企業の典型例として、長時間労働があります。特に行き過ぎた残業は肉体だけでなく精神面にも大きな影響を与えてしまいます。
メンタル面が弱っている時に仕事面で問題が起きたり、人間関係が悪化したりすると一気に病んでしまうことも。
もし今後就職しようと考えている会社があるなら、夜中にその会社が入っているビルに様子を見にいってみてください。そこで何時まで会社の電気がついているのかを観察すれば、どれくらい残業している人がいるかを見積もることができます。
2. セクハラ・パワハラ・いじめが横行している
セクハラ・パワハラもブラック企業で横行している問題行為のひとつです。例えば、お触りや性別差別なコメントのようなセクハラや、上司からの罵声のようなパワハラなどがあります。
古い体質の会社には未だにセクハラ・パワハラ文化が根付いている事があるので注意が必要です。
会社の募集要項に「アットホーム」「和気藹々」と書いてあると、もしかしたらセクハラ・パワハラを行なっている可能性があります。上司からすればアットホームに和気藹々と接しているつもりかもしれませんが、部下からすればセクハラ・パワハラに感じることは多いもの。注意してみてみてください。
3. 低賃金
労働量に見合っていない低賃金なのも問題です。
よくあるケースでは、みなし残業の時間が多過ぎて、最低賃金を下回ってしまう事があります。
他にも、飲食店のような立ち仕事の場合、肉体的な疲労感と受け取れる賃金にギャップを感じることも多いはず。低賃金になってしまわないかは、応募要項の中で「みなし残業」「一部残業代として含む」などが書いてないか、注意してみてみてください。
4. 育休・産休などの整備の不備
育休や産休などの環境整備はまだまだ整っていない会社も多いかもしれません。
とはいえ、企業によっては生理休暇を設けていることもあります。こういった環境が整っている会社はホワイト企業な可能性が高いので、就職先を見る時のチェック項目にすると良いです。
5. 残業代未払い
残業代未払いはあまり起こらない問題かと思いきや、2019年にセブンイレブン社で残業代未払い問題が発覚しています。
このような残業代未払いは様々な業界に隠されているのではないかと思います。現状、この残業代未払いを見破る方法はないのですが、そもそも残業が少ない会社を選ぶのが、良い選択肢です。
6. 有給未消化率が高い
有給は与えられているけど、会社の雰囲気的に有給が取得できないこともあるかと思います。
ここ最近の働き方改革のおかげもあって、一般的な会社での有給取得率は上昇しつつありますが、ブラック企業ではまだ対応しきれていません。もし就職を考えている会社のOBOGに会う機会があったら、「長期の旅行に行くか」を聞くと、有給を使っているかどうかを間接的に探れるのでオススメです。
7. 高い離職率
離職率とブラック企業度は相関します。ブラックであればあるほど、離職率は上がっていくのです。
例えば会社の募集要項に「大量採用」「正社員大募集」なんて書いてある場合は要注意です。要するに「今現在人手不足です」と言っているようなものなので。
ブラック企業からホワイト企業に転職し、明るい未来を切り開こう
ブラック企業に勤めてしまうと、肉体だけでなく精神面でも消耗してしまい、仮に退職したとしても再スタートを切りづらくなってしまいます。
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もし今ブラック企業に勤めていてどうしても辛い状況なら、この記事をきっかけに一歩前に踏み出してみて下さい。
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