介護士として4年間働き退職した田中と申します。今は医療系の企業に転職して営業の仕事をしています。
僕は、もともと小さい時から福祉には興味があって、就職にも強いので福祉系の大学へ進学。そのまま自然の流れで介護士として就職しました。
しかし、働いてみると、理想とは違う劣悪な環境に振り回される毎日。
- 多すぎる施設内の行事とその準備
- お局さんたちの露骨なパワハラ
- 人手が少なすぎて、利用者さんと十分にコミュニケーションがとれない環境
もしかしたらこの記事を読んでいるあなたも同じような境遇にいるのではないでしょうか?
この記事ではこのような悩みを持っている方に向けて、僕の体験談をもとに退職するためのアドバイスを紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
目次
辞めたいと思いながらも介護士を続けるのは一つも良いことがない
あなたもご存知の通り、介護士はすごく複雑な仕事。とても大きな責任が伴う仕事なのに、それに見合った待遇を受けることはなかなかできないですよね。
「介護士をやめても転職できなかったらどうしよう…」と悩んでいる方も多いかもしれませんが、安心してください。
介護士でもきちんと転職できますし、むしろ資格を持っているので、ほかの職種よりも簡単に転職することができます。
1つずつ丁寧に解説していきます。
辞めること・転職することは決して珍しいことではない
介護士をしていると、ほかの人の転職事情なんて分かりませんよね。職場の雰囲気や上司の手前、なかなか転職の話もできないので、さらに良くないスパイラルに陥ることも。
しかし世間的にみると、転職をするということは決して珍しいことではありません。ある転職エージェントの調べによると、9.9%が転職を経験しています。
また、厚生労働省の調べによると、転職希望者よりも求人数のほうが多いというデータもあります。
介護士をやっていると、転職について知る機会が少ないと思いますが、転職は決して珍しいことではないんです。
まずは「転職は危険」「転職は珍しい」という認識を捨てることから始めましょう。
失業保険を申請すればお金の問題で悩むこともない
転職が珍しくないと言っても、やはり不安ですよね。
特に金銭面。仕事を辞めてから転職できるまでの間は収入0ですからね。貯金がない人にとってはかなり辛いところです。
しかし安心してください。
失業保険を使えば、しばらくの間10万~15万の収入を得ることができます。(給与や勤務年数にもよります)
田舎に住んだり実家に帰ったりするなりして、生活コストを抑えれば、これくらいの収入でも十分生活できます。
「そうはいっても不安です」という方もいるかもしれません。ですが、お金のせいで今の生活が続いてしまっては何も解決しません。
繰り返しになりますが、失業保険やバイト(本当にピンチの場合)を組み合わせれば、お金に関する心配はほぼ0になります。
あとはほんの少しの勇気を持つことだけです。
心身の健康を損なってからでは手遅れ。早めの行動を
僕自身も退職間際は心身ともに限界を迎えていました。
今これを読んでいるあなたも同じような状況ではないですか?
転職活動が珍しくないということを何回も紹介していますが、それな心身の健康があってこそです。
もし転職を悩んでいる間に、うつ病などになってしまったら元も子もありません。まともな転職活動ができる状態ではなくなってしまいますし、何よりあなたの人生を大きく狂わしてしまうかもしれません。
介護士のうつ離職者は5年間で50万人前後にのぼります。
この数字を見るだけでも、今自分のいる状況がピンチだということが分かると思います。
心が壊れたらどうしようもありません。そうなる前に早急に転職しましょう。
離職率は約17%。介護士が退職を考える理由
実は介護士の離職率は16.8%!5〜6人に1人の方が仕事を辞めています。
介護士として働きたいと思っていた頃とのギャップに苦しむのでしょう。介護職を4年で退職した僕もそうでした。
ここではそんな僕の退職体験談を紹介します。共感していただける部分も多いと思います。
夜勤時は当たり前!圧倒的なサービス残業
介護士の残業が多いということは知っていましたが、心の中で「まあ自分なら何とかなるだろう」と考えていました。
しかしそんな甘い考えはすぐに壊されてしまいます。
- 残業手当なし
- 休憩も実質なし
- 月7〜8回の夜勤
残業=任意のボランティア活動という位置づけのため、このような状況に反論することすら難しい。
しかも内定前の説明では夜勤は平均4〜5回と聞いていたためギャップの大きさに不安を抱いていました。
どんなに要領がいい人でも、これに耐えられる人は少ないと思います。
こっちの意見はお構いなし。理解できない異動
前施設では夜勤は5回。ですが、人員配置の関係で月7〜8回に増えると伝えられ、他施設で夜勤が今まで通り5回程度で済むのなら異動もあり。という形で相談したところ異動が決まりました。
しかし異動先での夜勤数は月7〜8回。こちらの意見は全く反映されず、意味のない異動をしただけという結果に終わってしまう。
このような形でこちら側の意見が反映されないことが多々ありました。
実際に介護士を辞めて、転職した人の声
僕以外の人に退職体験談も紹介します。
介護士からネイリストに転職します。
正直不安でいっぱい。通勤遠いし、母親は反対するし。時給だって安くなる。
でもこのチャンス逃したくない。
残り少ない介護士としての仕事悔いが残らないように丁寧に対応しよう。
そしてはやく一人前のネイリストになるんだ辛い時はコブクロが癒してくれる
— くまこ♪ (@KumakumachanKt) 2018年10月10日
介護士辞めたのは低賃金よりも「人間関係」だったな。あと、私の体力が限界だったのと、何よりも「鬱病」に罹患!!
利用者からの理不尽、同僚や上司からの理不尽、不規則な勤務時間…
人間、若くならないからね、年齢とともにしんどくなって動くのつらくなるとイジメ、そして鬱病→退職。— 西村ロベルタ (@robenishi) 2019年1月23日
今日で6年間勤めた施設を退職しました。
高校三年の春に、それまで自衛隊に行きたいって言っていたのをひっくり返して小学校の時の夢だった介護士になるって決意して。
その選択をして本当に良かった。これからも学んだことを活かしてがんばるぞー!
— しょーせーちゃん (@showsay_chan) 2017年4月20日
介護士をスムーズに辞めるための3つの方法
ここまでこの記事を読んできて介護士を辞める決心がついてきた方もいると思います。なのでここからはスムーズに辞めるための方法を3つ紹介します。
1. 辞める権利は法律で約束されているので毅然とした態度を貫く
労働者は自分の意志で辞めたいと思った時、自由なタイミングでやめることができます。これは法律で定められていて、会社は引き留めようとしても拘束することができないようになっています。
退職理由を説明する義務もないので、辞める際の理由についても「一身上の都合で」ということで大丈夫です。
会社と話し合って退職できればいいのですが、それが困難な場合が多いと思います。なので「自分のタイミングでやめることができる」ということを覚えておきましょう。
方法2.組織体制の変更があった時に退職
介護士の仕事が忙しい・辛いということは皆さんが一番よくわかっていると思います。だからこそいきなり「辞める」とは言いづらいですよね。
なので、組織体制に変更があった時に、退職の話を切り出しましょう。
上司や業務内容に区切りがつくことで辞めやすくなります。普段なら切り出しにくい体色の話もこういうタイミングならいつもより話しやすいはずです。
方法3. 辞めづらいのであれば「退職代行サービス」を利用する
それでも自ら退職の話を切り出すのは難しいという人は退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行サービスとは、退職を望んでいる人の代わりに、退職に必要な手続きや連絡を会社に行ってくれるサービスのことです。
- 無料相談ができる
- 電話・メール・LINEで相談可能
- 即日退職できる
存在を知らなかった方も多くいるのではないでしょうか。
退職代行サービスにはたくさんの種類がありますが、利用者の満足度が最も高い退職代行退職代行「辞めるんです」が一番おすすめです。
自分で伝えるのが辛い、という場合は退職代行を使うことも考えてみましょう。
有給を利用して、退職代行を無料にしよう
退職代行の費用は、平均3~5万円程度です。
「代わりに退職手続きをしてもらえるのは、とても助かる。でも、費用が掛かるのはちょっと」
もし、そう感じたのなら有給を利用しましょう。有給休暇を使えば退職代行利用料は実質ゼロ円になります。
有給は労働者の権利ですので、退職するときに申請しても法に触れることはありません。
でも、さすがに自分の口から「辞めるので、明日から有給ください!」とは言えないですよね(笑)
しかも、自分で有給を申請すると、金額を誤魔化される可能性があります。
でも、心配いりません。有給の申請も退職代行に依頼できるんです。有給を退職代行の費用に充てれば、実質無料で依頼できます。
また、こちらの【有給の申請方法】バイトも有給は取れる?意外と知らない有給の基本ルールという記事ではバイトの有給について詳しく書いてあります。こちらも合わせてお読みください。
ちなみに、保育士の平均年収から算出した有給の目安をまとめました。参考にしてください。
勤続年数 | 付与される有給 | 受け取る目安金額(目安) |
6ヶ月 | 10日 | 64,000円 |
1年6ヶ月 | 11日 | 70,400円 |
2年6ヶ月 | 12日 | 76,800円 |
3年6ヶ月 | 14日 | 89,600円 |
4年6ヶ月 | 16日 | 102,400円 |
5年6ヶ月 | 18日 | 115,200円 |
6年6ヶ月以降 | 20日 | 128,000円 |
トラブルなく介護士を辞めるためにもバックレはNG!
実際に僕も経験していたので、介護士が辛いということはよくわかります。ですが辞めるときのバックレだけはしないようにしてください。
なぜならバックレてやめてしまった場合、懲戒解雇を背負わされるかもしれないからです。懲戒解雇を背負わされると今後の就職活動に大きな支障をきたしてしまう可能性があります。
懲戒解雇になるかどうかは職場次第というところはありますが、とてつもなく大きなハンデをせをってしまう可能性があるので止めておきましょう。
もし本当に明日から介護士として働きたくないなら退職代行サービスを利用しましょう。退職代行を利用するとバックレたことにはなりません。
退職代行サービスを使って辞めるまでの流れ
▼STEP1.退職代行サービスへご相談
依頼したい退職代行サービスの公式サイトから申し込みをします。
申し込み方法はそれぞれの業者によって異なりますが、「LINE」「電話」「メール」で受け付けているところが多いです。
相談する前にヒアリングシートの記入を求められるので、回答してください。
この際にはまだ確実に利用すると決まっていなくても大丈夫です。
不安な点や気になる点を相談し、退職代行サービスの利用を検討しましょう。
▼STEP2.代行費用のお支払い
退職代行に依頼すると決まったら、実行する前に代行費用のお支払いを済ませます。
お支払い方法は、銀行振込・クレジット決済が主ですが、銀行振込にしか対応していない業者もあるので、当日の朝に実行してほしい場合はお気を付けください。
▼STEP3.実施日を決め、業者から会社へ連絡
「いつ退職の連絡をするのか?」の予定を決めます。
実施日が決まったら、退職の連絡は退職代行サービスの担当者にお任せして、あなたは退職届を郵送します。会社の人と連絡を取る必要はありません。
▼STEP4.無事、正式に退職!
担当者から、退職が承諾されたという連絡が来たら、ひとまず退職は完了です。
このあと、担当者の指示に従って退職に必要な書類の手続きを済ませてください。
手続きがすべて完了したら無事正式に退職です!
※有給休暇を利用した場合は、「実際に退職が承諾された日」と「正式な退職日」が異なります。
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